苦労

僕は今までバイトをしたことがありません。母と父は今でも元気です。母にいたっては少し元気すぎるくらいです。
生まれてこのかた自分の家の生活が苦しいと感じたことはないし、不自由したこともありません。
そんな温室育ちの僕がポイント無し出会い彼女の苦労を想像することは到底できることではありませんでした。
むしり想像して彼女の苦労を分かった気になってしまうことは彼女に対してとても失礼なことなんじゃないかとさえ思いました。
そんなことを一通り考えて僕は公園を後にしました。家に帰ると母が「今日は少し遅かったのね。」と言ってきたので
「少し優良出会い系掲示板の図書館によっててさ。」そう言って部屋に向かいました。
僕は今のまま順調に勉強を進めれば余裕を持って希望の大学に合格することができます。
そのことは僕の父も母も分かっていたのであまりそのことについて口は出してきません。
僕は机にむかい参考書を広げました。
参考書を広げてから数十分が経ちようやく集中し始めたとき、それを邪魔するかのように母が一階からご飯の準備ができたことを大声で伝えてきました。
僕は少しうんざりしたように椅子の背もたれにぐっとよりかかり彼女のことを想いました。
「母が入院している。」僕の母が入院をしたらどうなるんだろう。料理は?洗濯は?掃除は?
僕は無料掲示板をやめて一階に向かいました。食卓にはいつものように母が丹精込めて作った料理が並んでいました。
息子の僕が言うのも変な話ですが、母は料理の腕はなかなかのもです。

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2012年2月9日 | コメントは受け付けていません。|

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